木造軸組工法って何?

伝統と発展の木造軸組工法

木造軸組工法は、在来工法とも呼ばれ、日本の伝統的な建築方法を受け継ぎ、発展させた工法です。木造軸組工法は、壁や床といった面で建物を支えるのではなく、柱や梁といった線で建物を支える構造が特徴です。伝統的な工法と、現在の工法の大きな違いは、筋交いの存在や、接合部の金物の利用が挙げられます。筋交いというのは、建物の強度を高めるために使用する、斜めの建材のことを言いますが、現在の工法に発展する前は、柱や梁に太く丈夫な建材を多用することで建物の強度を高めていました。しかし、太い建材が以前のようには手に入らなくなったことで、代わりに、筋交いを利用することで強度を保つようになったのです。また、柱や梁といった建材の接合部に金物を利用し、強度をさらに高めたことも、伝統的な工法にはなかった、現在の発展を遂げた木造軸組工法の特徴だと言えます。

木造軸組工法の自由度

木造軸組工法は、柱や梁などで建物を支えるため、設計の自由度が比較的高いことも特徴です。そのため、間取りの制限を受けにくく、仮に間取りが変わるようなリフォームが必要となった場合にも、壁や床といった面で建物を支える構造の工法などと比べると、比較的容易にリフォームを行うことができるため、将来リフォームが必要になることが想定される場合にも、対応ができる工法だと言えます。しかし、そうした自由度の高さは、ある程度法律で定められた範囲内であればの話で、複雑な間取りなどでその範囲を超えてしまう場合には、計画や施工が非常に難しくなってしまう場合もあります。そのため、極端に複雑な間取りや設計を希望する場合には注意が必要です。